アレンジや作曲において、
必ず必要になる知識「コード(和音)の転回形」。
転回形を使うと、同じコードでも響きが変わります。
コード(和音)入門編も第4弾となりました。
今回も、前回までの内容が出てくるので、
読んでいない方は是非目を通してみてくださいね♪
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こんな方におすすめ
- コード(和音)の定義が知りたい!
- コードの転回形を知り、同じコードでも響きの変化をつけたい。
- 画像や音源で、簡単にわかりやすく「転回形」を学びたい。
コード(和音)の定義
上の画像の譜面にあるのは「三和音(さんわおん)」です。
ポップスの作曲で最も使われる形ですね。
ちなみに、2つ以上の音を同時に鳴らせば和音という定義なので、
4つでも6つでも同時に音を鳴らせば和音ということになります。
転回形をマスターするにはまず「基本形」を確認しよう
「だんご状態」のことを指します。
ここから転回させていきましょう!
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三和音の転回形
ポイント
①第1転回形
②第2転回形
第1転回形
第3音(3rd)は「ミ」です。
なので、「ミ(E)」が最低音であれば
第1転回形となります。
【↓こんな形も「最低音が第3音(3rd)」なので第1転回形↓】
第2転回形
ポイント
第5音(5th)は「ソ(G)」です。
なので、「ソ(G)」が最低音であれば
第2転回形となります。
【↓こんな形も「最低音が第5音(5th)」なので第2転回形↓】
【重要】転回形にした和音の響きの違いを聴き比べてみる
音楽理論を学ぶ上で、耳を使うことはかなり重要です。
頭でも耳でも覚えることで、実践でも使いやすくなります。
では実際に、
響きの違いをCメジャーコードで聴き比べてみましょう。
【基本形】
【第1転回形】
【第2転回形】
同じコードでも、コードの並びを変えるだけで
こんなに雰囲気が変わります。
・いま弾いている曲をアレンジしたいとき
・作曲で、同じコードでも響きを変えたいとき
こんな時に、転回形はかなり使えます。
ぜひ、実際に使ってみてください♪
まとめ
ポイント
・第2転回形の最低音は「第5音(5th」
・転回形は、アレンジや作曲で「同じコードだけど雰囲気を変えたいとき」に超使える!
転回形のしくみ、並び替えるだけなのに響きが変わりますね。
ちょっとアレンジしたいときに使えると、
回りからも「え!すごい!」と驚かれるかもしれません。
次回は「セブンスコード(七の和音)の第3転回形」を学びます。
しくみは今回と同じなので、。実践編の音源と一緒にお送りしますね♪
それでは、お疲れ様でした♪
STEP5
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