必ずスケールを使って作曲するわけではありません。
鼻歌でなんとなくメロディーができることもありますよね!
・ピアノやMIDIキーボードでの作曲
・作曲ソフトを使用した作曲
こんな作曲方法を目指す方は、ぜひ読んでください。
前回の「スケール第1弾 2つのスケールと聞こえ方」では、
メジャースケール(長音階)とマイナースケール(短音階)の聞こえ方の違いを学びました。
今回は、スケールの第2弾!
「メジャースケールの種類と調号」を学んでいきましょう。
目次
スケール(音階)
↓楽器の基礎練習なんかでもよく見かける、こんな感じの音列。
ある音からスタートして、
その1オクターブ上まで(例:ドから次のドまで)特定の間隔で並んでいる音列を、
「スケール(音階)」と呼びます。
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教本で理解できなかった方へ
テキストなどでメジャースケールの説明を見ると、
・半音
・全音
・幹音(かんおん)※
など、専門用語で説明されている場合がほとんどです。
ああいう教本は、レッスンで使うことを考えて作られていることが多いので、独学には少々不向きなんです。
(※幹音とは、ピアノの鍵盤の白い部分のことです。)
学校やレッスンでは、ある程度決まった順番で音楽理論を学びます。
独学でスケールを学んでいる方が混乱する原因のひとつは、これだったというわけです。
メジャースケールは全何種類?
では、前回の続きから学んでいきます!
第1回を読んでいない方は、読んでから進んでくださいね♪
明るい印象を持つ「メジャースケール」ですが、
何種類あるか知っていますか?
ここで、いま一度メジャースケールの響きを聴いておきましょう!
↑こちらは、前回も聞いてもらった「Cメジャースケール」です。
では、話を戻します。
明るい印象を持つ「メジャースケール」が何種類あるかというと…?
重要
メジャースケールは全15種類
意外と少なくないですか?
膨大な量だと思っていた方は安心したんじゃないでしょうか。
明るい印象のメロディーを作りたいときは、15種類の中から選ぶことになります。
このスケールの種類のことを「調号(ちょうごう)・キー」と言います。
聞きなれない方もいると思います。でも、全然大丈夫です!
曲の性格・印象を決める大事な要素なのでこの機会に覚えておいてください!
「調号」は作曲における大切な道筋
知らず知らずのうちに触れています。
ポップス業界では「キー」と呼ばれることが多く、
クラシック業界では「調号」が多いです。
どちらも同じ意味を持った用語なので、混乱しないようにしましょう!
作曲で使う場合「曲の性格」
どのスポーツや勉強でも練習するときは、
ある程度の道筋を立てなければ思ったような成果は出なかったりします。
もちろん、作曲にもその道筋は存在します。
・コード進行が上手く組めない
・コードとメロディーが合わない
こんな悩みを抱えている作曲家は、この道筋を決めずに作曲をしてしまいがちです。
じゃあその道筋を決めるために必要な知識は何か。
それが、いま学んでいる「キー(調号)」なんです。
ポイント
初めのうちは慣れないと思いますが、調号(キー)で道筋を立て、
ある程度の進路を決める意識をしておくと良いでしょう。
「キー(調号)」は曲の性格を担当する要素
先ほども話した通り、調号は曲の性格を決める上で欠かせない要素です。
この赤い丸の部分が「調号」と呼ばれます。
♯(シャープ)や♭(フラット)の個数で、曲の性格は変わっていきます。
現段階では「こんな用語があるんだな」くらいで読んでおいてください♪
※調号の決め方については、混乱を避けるため今回は触れません。
段階を踏んで正しく身につけていきましょう!
まとめ
ポイント
・明るい印象のメロディーに使われている
・作曲の道筋を決める
・曲の性格を決める「調号」
今回は、この3つのポイントを学びました。
だんだんスケールについて理解が深まってきたのではないでしょうか。
メジャースケールはそのまま覚えるだけで使えますが、
マイナースケールは種類が存在します。
次回は、マイナースケールの3つの呼び方について学んでいきましょう!
STEP3
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