コード(和音) 転回形 音楽理論

【講師が解説】七の和音(セブンスコード)の「第3転回形」|独学向け音楽理論

※この記事にはアフィリエイトを目的としたバナーやテキストリンクが含まれています。

転回形って沢山種類があって混乱する…。

 

転回形のコードを使えないと、作曲やアレンジは平凡になる?

 

作曲やアレンジができるようになりたい方には、
転回形は是非マスターしてほしいですね。
しくみは全然複雑じゃないので安心してください。
今回も、画像や音源でわかりやすく解説していきます♪


※今回は前回の記事の内容の、応用編となります。

前回の「第1転回形と第2転回形」の記事を
↓まだ読んでいない方は、ぜひ読んでから先に進んでください。

カンナ先生

 

こちらもCHECK

【講師が解説】三和音を一発で変化させる!メジャーコードとマイナーコード|独学向け音楽理論

メジャーコードとマイナーコード、構成音はどう変わるの?   コード表で毎回、確認するのはめんどくさい…。 何かいい方法はないの?   前回の記事で学んだ「構成音それぞれの名称」があ ...

続きを見る

 

こんな方におすすめ

  • コードの定義を知りたい
  • セブンス(七の和音)を理解して、お洒落な雰囲気の曲を作りたい
  • わかりやすい画像や、実際に耳で響きの違いを学びたい

 

コード(和音)の定義

 

 

上の画像の譜面にあるのは「三和音(さんわおん)」です。
ポップスの作曲で最も使われる形ですね。


ちなみに、2つ以上の音を同時に鳴らせば和音という定義なので、

4つでも6つでも同時に音を鳴らせば和音ということになります。

カンナ先生

 

セブンスコード(七の和音)の「基本形」を確認

 

ポイント

転回形を学ぶためには、基本形を知りましょう!

 

 

「ルート(根音)」「3rd(第3音)」「5th(第5音)」「7th(第7音)」
このワードがいまいち理解できない場合は、下記の記事を一読してから進んでください。

セブンス(七の和音)の転回形

前回の記事で、三和音の転回形である
「第1転回形」と「第2転回形」を学びました。

今回はセブンス(七の和音)。
三和音に対して、1音増えた和音となります。

では、画像で詳しく理解していきましょう。

カンナ先生

 

 

セブンス(第7音)の転回形は「第3転回形のみ
画像のCメジャースケール(ハ長調)の場合、
第7音(7th)は「(B)」です。(ドイツ語だとH)
なので、「シ(B)」が最低音であれば
第3転回形となります。
カンナ先生

【↓こんな形も「最低音が第3音(3rd)」なので第1転回形↓】

【重要】転回形にした和音の響きの違いを聴き比べてみる

 

音楽理論を学ぶ上で、耳を使うことはかなり重要です。
頭でも耳でも覚えることで、実践でも使いやすくなります。

では実際に、響きの違いを聴き比べましょう。

カンナ先生

基本形】セブンス(七の和音)

 

 【第3転回形】

 

 

少し雰囲気が変わりますね。微妙な違いを出したいときに使えそう!

 

三和音の転回形と比べると微妙な違いに聞こえますが、
曲の中で使うと絶妙なニュアンスの違いを出すことができます!

「なんかしっくり来ない…。」と思った時は、
和音(コード)の並びを入れ替えて
転回形を試してみましょう!

カンナ先生

 

今日のまとめ

 

ポイント

第3転回形の最低音は「第7音(7th)」
転回形は、アレンジや作曲で「同じコードだけど雰囲気を変えたいとき」に超使える!
転回形の項目は以上になります。
・基本形
・第1転回形
・第2転回形
・第3転回形
作曲や演奏のアレンジに使える知識でしたね!
ぜひ、ご自身のレベルアップに役立ててあげてくださいね♪
カンナ先生
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

小林かんな

ピアノ、音楽理論、ソルフェージュ講師。東京音楽大学ピアノ科卒業。 受験の音楽理論やソルフェージュ指導を得意とし、東京音大や国立音大など合格者多数輩出。 このサイトでは、講師目線でおすすめ教材や受験に関する悩みの解決法を発信しています。

-コード(和音), 転回形, 音楽理論