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独学を始める前に 音楽理論

【音大卒の講師が本音で答える】本当に必要?初心者が陥りやすい音楽理論のワナ|作曲・演奏

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作曲するには音楽理論が必要らしいよ
あの有名なバンドのボーカルは楽譜が読めないんだって
TAB譜が読めれば演奏するには困らないはずなのに

こんな経験ありませんか?

 

ポイント

・音楽理論と聞いて、サイトや動画で軽く勉強してみたけど迷宮入りした
・スケールを弾けるようになったけど、調号と臨時記号って何?
・音楽理論が分からないと、音楽を仕事にできない?と悩む
・音楽理論を学ぼうと思って、本を買ったら目次が多くて手つかず…。

 

あの有名なバンドの作曲者は音楽理論を学んだのか。

楽譜を読む上で、音楽理論はどこまで勉強すればいいのか。

 

はじめまして!ここ「ヒトマナ」の講師している、カンナです!
東京音楽大学ピアノ科を卒業し、音楽教室で講師をしていました。
高校生~84歳まで、
・趣味ピアノ
・作曲者向け音楽理論
・音大受験生
など、さまざまなレッスンを担当してきました。

そんな私が、音楽理論を今から学ぶ方に向けて本音でお話します♪
ぜひ、最後まで目を通してみてくださいね。

カンナ先生

 

いろいろ言われているけど、作曲・演奏に音楽理論は絶対に必要?

 

これに対する私の答えは中には、不要な方もいる!です。
カンナ先生

ポイント

・お手本となる演奏を聴いたら、譜読みも必要なく演奏できてしまう
・作曲は、すべて感覚で良い曲が書けてしまう
・勉強してないけど、楽譜が読めてしまう

こういった場合は、音楽理論なんて知らなくても天才級の能力で十分やっていけますよね!

でも、そうではない場合。

注意ポイント

・作曲で、コード探しに1時間費やしてしまった
・せっかく楽譜を買ったのに、音源や動画でコピーしてしまう

これでは、時間ばかりが取られて作業が進まず本末転倒です…。

 

音楽理論に触れたことがない演奏者はいない

 

「音楽理論なんて触れたことがない!」

と思っている方でも、楽器を演奏したことがある場合は無意識に触れています。

今なんとなく演奏しているメロディーや、ギターやピアノで鳴らしているコード。

メロディーは、音楽理論の「音階(スケール)」を学ぶことでアドリブやアレンジに繋がります。

それにプラスして「和音(コード)」を学ぶことでアレンジや作曲の質がグンとあがります。

 

音楽理論を学ぶと、作業・練習時間も大幅に短縮できます。
作曲は曲数がどんどん増えるし、演奏はさらに上達していきます。
カンナ先生

 

楽譜を読めないと作曲ができないのか

 

できないとは言いません。

演奏だけであればTAB譜や動画を見て練習すればある程度、形になります。

作曲も、曲の流れ・構成・楽器の編成を知っていればそこそこ出来てしまいます。

ポイント

これは実際にレッスンで耳にする声です。

楽譜読めないのが不安。この先、やっぱり少し読めるようになりたい…。」
音符やリズムを理解してないのに、なんとなく曲は作れてしまう。」
「バンドで作曲をやっていきたいけど、何から始めたらいいのか分からない。
「作曲をしてみたけどあの人と比べてなんか曲がつまらない。

 

そんなメリットあるなら楽譜を読めるようになりたい!!

 

作曲家を目指す方が、楽譜が読める最大のメリットは。

ポイント

楽譜が読めれば、プロはどういった構成で曲をつくるのかが目で見えます。

作曲を始めるとき、多くの人はコピーしてみたり誰かの真似をしますよね。

しかし、知識がゼロの状態で曲を聴いてもスコアを見ても混乱するはずです。

ポイント

・作曲をしてみたけど、なんとなく曲にまとまりがなく違和感がある。

・楽譜を買ったのに譜面が読めず、動画を頼りにしてしまう。

こんな思いをしたことがある方、多いのではないでしょうか。
実際に、私の生徒さんでも何人もいらっしゃいました。

そんな時に、少しでも音楽理論を知っていれば理解できることが増えます!
スコア(楽譜)は、情報の宝庫なんです!!

ポイント

・どんな展開で作っているのか(サビは何回出てくる?Dメロはあるのか?など)
・どんなコードを使っているのか
・ボーカルの音域はどれくらい?(人によって音域は違う)
・この曲のキーは?
・こんな曲を作るには、どんなテンポで音数はどのくらい?

ざっと思いつくだけでも、これだけの情報を知ることが出来ます。

楽譜にはたくさんのおいしい情報が詰まっています。

その意味を正しく理解し、演奏や作曲のクオリティを一段あげてみましょう!

カンナ先生

 

音楽理論は知ってると便利なツールみたいなもの

 

「音楽理論を学ばないなんてありえない」とは思いません。

音楽理論なんて必要ないよ~!と言っているミュージシャンもいます。
でもそう言う方って、決まって音楽理論を学んだことがないんですよね。

そして、「音楽理論は学生のうちに学ぶべき」とは1ミリも思いません。

学校で音楽理論を学んだことがない、または忘れてしまった方も安心してください。
学校でしか学べない勉強ではないからです。

ぶっちゃけ、音楽理論だけならそこまで難しい勉強ではないです。

 

独学音楽理論で実際に陥りやすい!音楽用語のワナ

 

音楽理論も、ただ学べばよいというわけではありません。

独学で学ぶ利点は、いつでもやりたい時に好きな場所を勉強できることです。

注意ポイント

しかし、学ぶ順序を間違えたり、用語が理解できないと
混乱・挫折しやすい科目です。

 

各業界や講師によって用語が違う場合がある

 

教えるサイト・動画・講師によって使う用語はさまざまなんです。

私のレッスンで、実際によく聞かれる一例をご紹介します。

独学でテキストやサイトを見ていると、
メジャー、マイナー、Dur、moll、長調、短調…。
言い方がバラバラで良くわかりません。
メジャー(英語)・Dur(ドイツ語)・長調の3つは同じ意味なんです。
また、マイナー(英語)・moll(ドイツ語)・短調の3つが同じ意味を持ちます。
カンナ先生

ポップス業界では、英語の「メジャー・マイナー」の言い方が主流です。

クラシックでは、ドイツ語の「Dur・moll」や、日本語の「長調・短調」の言い方が多く使われます。

もうこれだけで、分かりづらくないですか?

音楽理論の教科書やドリルによっても、言い回しが違います。

慣れないうちは、無理に全ての言い方を覚える必要はありません。
それぞれ同じ意味だと知っているだけで大丈夫です。

このサイトでは、同じ意味を持つ用語は表記していきます。

ポイント

・同じ意味の用語を理解する
・分からない時は、なるべく詳しい人の話を参考にする
・最初は、無理に全ての言い方を覚える必要はない

 

初心者にまず必要な理論は4つだけ

 

①音程

 

音楽理論を学ぶ上で、全ての基本知識がこの「音程」です。

難しい説明はしません。

まずは、「音程」という分野に目を通してみてください。

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②スケール(音階)

 

演奏や作曲で必ず出てくるのが「メロディー」です。
このメロディーは、スケール(音階)で構成されています。

明るい雰囲気の曲をつくりたい!

明るかったり暗かったり、
聞こえ方も曲の雰囲気も変わる大事な部分です。

実際に私のレッスンでは、この「スケール」にまず触れてもらっています。
(音大受験対策を除く)

では、スケールの基本を覗いてみましょう!
カンナ先生

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③コード(和音)

 

ギターやピアノ、吹奏楽やオーケストラで中低音を担当する楽器の方は、
和音(コード)に触れる機会が多いですよね。

作曲する方は、コード進行に関わってくる分野です。

作曲でなんとなくコードを決めたけど、何の音が鳴っているか分かりません…。
和音の構成音(例:Cコードの構成音はド・ミ・ソ)を言えるようにしましょう!
カンナ先生

作曲におけるコード進行は、作曲で最初につまづくポイントです。

先ほどのスケール(音階)と、このコード(和音)の知識があれば、
ピアノでコードを弾けるようになります。
私のレッスンでも、ピアノが弾けない作曲者の方たちはここから弾けるようになります。

作曲しない方も、
このスケールとコードが理解できればアレンジや即興ができるようになり、

演奏・アンサンブルの幅が広がります。

↓コード(和音)の基本はこちらから!
カンナ先生

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④調(キー)の相互関係

 

作曲で、転調して面白い展開を作りたい時ありませんか?

この知識があれば、すぐに転調先を決めることができます。

演奏面では、曲の理解度や完成度に関わってきます。

question

演奏する曲・作っている曲の調をパッと答えられますか?
ボーカルに「そのキーは出ない」と言われて、すぐに対応できますか?(移調・転調)

演奏・作曲しているキー(調)の仲間の調(近親調)を知っていると、
譜読みや作曲が今までよりスムーズに進みます。

演奏・作曲、どちらの観点で見ても「調」の知識は役に立ちます。

まずは、「調号」というものに触れてみてくださいね!
カンナ先生

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独学で大切なことは「正しい知識」

 

 

音楽理論がなくても、音楽を楽しんでいる方はたくさんいます。
しかし作曲やレベルの高い演奏を目指す上では、必要な項目もあります。

独学は、正しい知識を身につけることがポイントになってきます。

 

この【ヒトマナ】というサイトは、
「独学向けに音楽理論をわかりやすく伝えたい」という想いから始まりました。
カンナ先生

 

皆さまの学びをサポートし、音楽理論以外のタメになる情報も発信していきます!

 

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皆さまの音楽をより充実したものに役立つよう、精進してまいります。

 

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小林かんな

東京音楽大学ピアノ科卒業。ピアノ、音楽理論、ソルフェージュ講師。 200名以上の指導経験、大手楽器店での全国ピアノ販売3位の経験を活かして、ピアノをはじめたい方・資格取得・受験。就職などの不安にお答えしています♪

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