こんにちは。作編曲家のフリハタです!
今回は作曲が何となく上手くいかない、自分の曲が好きになれない、
将来作曲家としてやっていくにはどうすればいい?
そんな悩みに向けた記事となります。
めちゃくちゃ練習してるのに、全然うまくならない…、
そんな人は是非、一度目を通してみてください。
目次
作曲が全然上手くならない
まずはそう感じる原因を、僕なりにいくつか書き出してみました。
ポイント
・自分の曲をプロの曲と比べてしまう
・断片的な曲ばかりできてしまう
・コード進行がなんか変
・曲はいいのにボーカルのメロが気に入らない
とりあえず4つほどあげてみましたが、いかがでしょう?
僕自身も過去にこういった事で、よく悩んでいました。
プロと比べて自分の曲めちゃくちゃしょぼい!
街やカフェ、レストランや居酒屋でふと耳に入ってくるプロの曲。
何かボーカルが生き生きとしていて、めちゃくちゃ格好いい。
それに比べて自分の曲ときたら…。
そう思った経験あると思います。
結論から言うと、当たり前
プロの環境と技術があれば、逆にしょぼくする方が難しい。
ここでプロに張り合いたくなる気持ちもわかります。
そんな方は一度、深呼吸して落ち着いてください。
段階をきちんと踏めば、誰でも上手くなります。
逆に言えばがむしゃらにやっても、上達はしないということ。
プロに張り合った結果、あなたの大切な時間もお金も
無駄になってしまいます。
自分に足りないものってなに?
僕の場合はバンド活動から作曲に興味をもち、
バンド内に誰も作曲者がいないから、という理由で作曲を始めました。
その時の僕の状態を書き出すと、
ポイント
・ギターがある程度弾けた
・バンド活動を通して他の楽器に多少なりとも理解があった
・ある程度のバンド系の曲なら見よう見まねで作れた
・曲に歌を付けるのが苦手だった
・音楽理論は全く知らない
ざっと書き出すとこんな感じでしょうか。
当時は歌を付けられないので、ピアノメロディーを曲に入れて、
これっぽくいれて!とボーカルに丸投げしてました(笑)
また理論も何も全て独学だったので、メンバーからはよく、
人はこんなん弾けねぇよ(怒)って怒られていました。
では当時の僕に足りないものは、一体なんでしょうか?
音楽理論と歌うことの重要性
結論から言うとこのサイトでも学べる音楽理論と、
きちんと発声して歌を歌っているかの二つがとくに重要。
この記事を訪れてくれている方はもちろん、
作曲に対して向上心がある方はなおさら必要。
また音楽理論の項目でもある
ポイント
・コード(和音)
・スケール(音階)
この二つの知識は、絶対に必要になってきます。
最初の悩みにもあげたコードがなんか変、歌メロが気に入らない、
といった悩みは、ここを正しく理解することで多少は解決するでしょう。
プロの作曲家の大半は、この項目をきちんと理解しているからこそ、
あれだけ素晴らしい曲が生み出せるのです。
きちんとロジックを学んだ建築家が作った家と
そうでないものを比べたら、どちらが素晴らしいかなんて、
一目瞭然ですよね。
じゃあプロはみんな理論がわかってるの?
ではなぜこういった事が起こるのかを説明しましょう。
有名バンドのAさん(仮)は、学生時代に友達とバンドを組み、
自身はギターボーカルとして、たくさんのアーティストのカバーに明け暮れました。
そんなある日バンドメンバーに、オリジナルを曲作ってきます。
理論はめちゃくちゃですが、自身がギターボーカルとしてたくさんカバーをしていたおかげか、
その曲はとてもキャッチーでその時代にはまるものでした。
後はバンドメンバーがそれぞれつたないながらも、各パートに演奏をつけてオリジナル曲は完成しました。
このような流れの場合、
ポイント
・好きなアーティストのカバーからその時代の流行りや曲の構成をある程度理解していた。
・作曲はギターボーカルが担当していた
・編曲(コードや歌メロ以外の音入れ)はバンドメンバーみんなでやっていた。
理由を書き出すとだいたいこんな感じです。
プロの作曲家やバンドマンも、決して一人ではCDや音源は作れません。
そこにはプロデューサーやレコーディングに携わるエンジニア、
MIXやマスタリングをする方、編曲をするメンバーや編曲家、作詞家
そんな方たちが一丸となって、皆さんの耳に素晴らしい音を届けてくれます。
作曲は一番始まりの部分、0~1を生み出す作業。
そこには失敗や経験、周りの助けがあったからこそ、
コードが読めない作曲家は、今も名曲を生み出し続けているんだと思います。
ですがこれはあくまで、一種の夢物語みたいなものですから、
理論や知識を付けなくていい理由にはなりませんよね。
今からできる解決策(少しでも楽にしたい方)
youtubeや教本で学ぶのもいいんですが、僕がオススメするのはダントツで、
出来ないことは誰かに教えてもらう!です。
なんだよ結局他力本願かよフリハタもロックじゃねぇなー
なんて思われても構いません。
時間もお金も有限ですから、より手っ取り早いほうが僕はいいと思います。
これから本気で作曲家を目指しているなら最低でも
ポイント
・専門学校や音楽大学で経験や知識を付ける
・音楽理論はかなりの水準
・現代ならDTMや機材を高度に扱うテクニック
・全ての工程が完璧に行える環境作り
・アーティストとして知名度をあげる
これくらいしないと専門家として作曲していくのは、ちょっと厳しいかもしれません。
ではどうすればいいのか?
それは先ほども言ったように、学んだ人に手伝ってもらえばいいんです。
僕のオススメはココナラ
比較的知名度もあり、安心して利用できます。
もしMIXや編曲、作曲に一人で悩んでいるのであれば、
相談しに行ってみてください。
これからプロになる覚悟があるなら、ぜひ一歩前に出て、
プロの方たちと交流することをオススメします!
今からできる解決策(自力でやる場合)
少し大変ですが、自力でやることも可能です。
また文献などから正しい情報を、自分で探し理解する必要があります。
ポイント
・ギターやピアノなどで、実践的にコードやスケールを会得する
・弾き語りやカバーも、楽曲を分析しながら練習する
・独学で音楽理論をある程度理解し、応用できるようになる
・演奏やライブなど、自分で曲を組み立てる経験をする
とにかくトライ&エラーをひたすら繰り返すことが重要です!
youtubeや教本も見ているだけでは身につかないので、
学んだら即実践して、自分のものにしていってください。
作編曲ワンランクUP! オススメ教本
この教本を買ったのはずいぶん前になりますが、
曲の構成やしくみが、めちゃくちゃわかりやすく書いてあります。
ジャンル別に楽器構成が知れるので、本当にオススメです!
また付属のDVD-ROMには、見本曲とそのプロジェクトデータ(Cubase)がはいっていて、
貼り付けるだけでプロの曲構成が、瞬時にわかります。。
僕自身この本にかなり助けられたので、ぜひ興味がある人は見てください!
おわりに
お疲れさまでした!
プロと比べるのは、本当に無駄な時間です。
環境から何から全然違うんですから。
そしてやらない理由を探さないこと。
そのような楽の仕方からは、何一つ学びも経験も得られません。