音大受験

【2022最新版】音大卒の講師が解説「音楽大学」受験科目一覧と対策方法

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どんな科目があるんだろう

どんな対策をしたらいいのかな

そんな疑問を解決していきます。

 

最後まで読む頃には、音大受験の全貌が理解できる記事です。

では、楽典から見ていきましょう!

 

楽典(音楽理論)

 

 

音楽理論とも言いますね。

志望音大によって、難易度もさまざまな科目です。

 

まずは、志望校の公式サイトから過去問を見てみてください。

資料請求や講習会への参加で貰える場合もあるので、よく確認しましょう。

 

楽典の成績を伸ばす

 

チェック

・レッスンで勉強の方法を教えてもらい成績アップ

・志望校以外の過去問も解けるようにしておく

・楽語は早いうちから少しずつ暗記する

 

音大受験の楽典は、ほとんどが応用問題です。

音大によって対策方法も変わるので、積極的に専門家の先生に頼りましょう!

実技の練習を優先したい人には、オンラインレッスンがおすすめです。

 

楽典の勉強方法は公式Instagramでも発信をしています!

フォローして、勉強に役立ててくださいね◎

 

公式Instagramはこちら

 

 

ソルフェージュ(聴音・新曲視唱)

 

 

音大受験のソルフェージュ試験には、「聴音」と「新曲視唱」があります。

 

補足説明

聴音:単旋律、複旋律、和声などの課題を聞き取って、楽譜に起こす

新曲視唱:その場で渡されたメロディー楽譜を1分程度の予見をして歌う(初見)

 

音大受験を目指す生徒さんたちの第一位の悩みはソルフェージュ

 

小中学生からソルフェージュを習っている人はかなり少なく、

だいたいの人は受験が近くなった高2~3に本格的な受験対策を始めます。

 

ソルフェージュは音大に入ってからも必修科目なので、早めに成績アップを意識してほしいです。

 

聴音の悩みを解決

 

ソルフェージュの多くの悩みは、

 

よくある悩み

・音感がなくて音が取れない

・吹奏楽でB管やEs管などを吹いていて音がズレてしまう

・聴こえたリズムを楽譜に書けない、書き方がわからない

・リズムをカウントしながら音が書けない

・音もリズムも、一回ズレると全部ズレてしまう

 

これに対する解決策は

 

ココがポイント

・レッスンに通い、専門家に教えてもらう

・正しい練習方法を知る

 

結局、これが一番伸びます。

レッスンで、自分に合った方法を教えてもらうのが一番の近道。

 

今すぐレッスンに通えない方向けに、練習&勉強方法を書いた記事を貼っておきます。

 

参考【聴音】絶対音感がなくても鍛える秘密の練習法!音大合格者を輩出する講師が教える|ソルフェージュ

「絶対音感がないと聴音は難しい」 こんな話、よく聴きますよね。   じゃあ、私には音感ないし聴音は無理なのかな…。   そう思ってしまうのも当たり前ですが、現実は違います。 ちゃん ...

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新曲視唱

 

新曲視唱は、その場で見せられた8小節ほどのメロディーを、1分ほど予見して歌います。

 

初見でメロディーを歌う試験ですが、慣れないと難しいです。

苦手意識がある人は、毎日1題は必ず歌ってから実技の練習を始めましょう。

 

【正しいピッチ】と【正しいリズム】を意識すれば、得点は伸びます。

レッスンで使っている教本を紹介します。

まずは、最初のページから順番に歌って慣れていってください。

重要なのは【ドレミで歌うこと】です。

 

難しい説明もないし、メロディーがひたすら乗っている教本です。ドレミで歌えばいいだけ◎

音大に入学しても、同じようなテキストでソルフェージュの授業が行われます。

 

練習方法は、先ほど聴音の項目で貼ったリンクと同じなので参考にしてください♪

 

専攻の実技試験

 

 

自分の専攻楽器の実技試験です。

学科によって【課題曲】と【自由曲】があります。

詳しくは、募集要項をチェックしましょう。

 

入学前から大学の先生に習っている人も一定数います。

 

ちなみに、受験講習会に参加すると、音大の先生にレッスンしてもらえるのでオススメ。

講習会の詳細も貼っておくので、チェックしておきましょう◎

 

こちらもCHECK

音大講習会ってレッスン?授業?音大卒の講師が内容&準備方法を詳しく解説!|音大夏期・冬期講習

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副科ピアノ

 

 

ピアノ科以外の人は「副科ピアノ」の試験があります。

課題曲から選んで弾く場合がほとんどです。

レッスンの先生に、自分に合った曲を選んでもらいましょう

 

初心者や独学の人は、レッスンに通いましょう。

音楽教室の講師時代、初心者のピアノレッスンも多く担当してきましたが、

指をバラバラに動かす動作は、意外と簡単には習得できません。

早く慣れるためにも、一日でも早く練習を始めましょう!

 

小論文(全学科ではない)

 

 

学科によりますが、小論文があることも。

いきなり上手く書くのは難しいです

 

すぐできる対策方法を紹介します。

 

対策方法

・学校の国語の先生に協力してもらう

・仮のお題を貰って、小論文を何回も書いてみる

・小論文の書き方のコツを調べる・本で勉強する

 

私もライターとして記事を書いていますが、

誰にでも伝わるように書くにはルールがあります

 

文章を書くことに苦手意識がある人は、教本でルールをおさえましょう!

オススメの教本を下に貼っておきます。


 



 

ルールを把握したら、それに沿って書けるように何回も書く。

本を読んだら実践し、とにかく書くことに慣れていきましょう◎

 

面接(全学科ではない)

 

 

こちらも全学科ではありません。

面接も絶対に練習しましょう。

 

対策方法

・学校の先生に協力してもらう

・レッスンの先生に面接してもらう

・面接で聞かれそうなことを書き出して、回答を準備する

 

丁寧な受け答えをすれば、印象が悪くなることはまずないので安心してください◎

 

ただし、準備が不足していると不安も増幅します。

志望理由や将来像など、用意できる回答はイメージして原稿にして喋る練習はしておきましょう。

 

英語や国語の学科試験

 

 

大学入学共通テスト を利用する大学が多いです。

英語のみ、もしくは+国語の音大がほとんど。

 

メインは音楽の受験科目ですが、

学科もある程度の成績を取れた方が心配事は減りますよね。

学科に危機を感じて、実技が後回しになるのは本末転倒なので気を付けましょう。

 

何割取れば受かる?

 

この質問は、インスタのDMでもよく聞かれます。

合否は実技・楽典・ソルフェなど全ての科目で決まるので、何割取ればOKはありません。

 

共通テストで8割取れても、実技が基準点を越えなければ合格は難しい。

共通テストが平均くらいでも、実技で高得点を出せば合格したり。

 

よく「○割目指しましょう!」と言いますが、私から言える結論は「取れるだけ取った方がいい!」です。

音大に入ってからも外国語は必修なので、英語が得意だと単位取得にも役立ちます。

 

音大合格の第一歩は情報収集

 

 

わからないことが多いと不安になると思います。

「合格」の通知を貰うまで、不安になるなって言われても無茶ですよね。

 

不安な気持ちは正常です

同じ年に受験する全員が、不安な気持ちと戦っています。

その不安を少しでも自信にするために、情報収集は欠かせません。

 

情報収集

・各科目の過去問(出題傾向)

・音大受験経験者に話を聞く

・講習会やレッスンの情報

・同世代の受験生との交流(講習会など)

 

ここまで読んでくれた方は、もう情報収集という点で一歩先に進んでいます

 

もう一つ、経験者であり講師の私から言えることは【人を頼ること】です。

特殊な分野ですから、詳しい人にはどんどん頼りましょう◎

 

周りに相談しづらい・聞きづらいことは、私のインスタのDMに送ってください。

多くの音大を目指す中高生の相談に乗っています。

全員に必ず返信しているので、遠慮はいらないです。

受験のことでも、音大に入ってからの疑問でも何でもOKです◎

 

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小林かんな

ピアノ、音楽理論、ソルフェージュ講師。東京音楽大学ピアノ科卒業。 受験の音楽理論やソルフェージュ指導を得意とし、東京音大や国立音大など合格者多数輩出。 このサイトでは、講師目線でおすすめ教材や受験に関する悩みの解決法を発信しています。

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